2021/06/2

AWS CodeDeployとは? AWS CodeDeploy特徴やメリット5選を紹介

 
  

AWSのフルマネージド型サービス(CodeDeploy)とは?

本記事では、AWSのフルマネージド型サービスの一つであるCodeDeployサービスについて紹介していきます。また、初心者の方でもわかるようにAWSとは何か、というところからわかりやすく紹介していきますので参考にしてください。

AWSとは?

AWS(Amazon Web Service)とは、Amazon.comが提供しているクラウドプラットフォームサービスを意味する言葉です。 クラウドとはインターネットなどのネットワークに接続しているサーバーが提供するサービスを意味します。これにより、ユーザーがネットワーク経由で様々なサービスを所有している携帯端末やPCで利用することが可能になります。

AWS CodeDeployとは?

AWS CodeDeployは、AWSのサービス(Amazon EC2、AWS Fargate、AWS Lambda)やオンプレミスで実行されるサーバーなど、様々なサービスに対し、アプリケーションのデプロイを自動化することができるフルマネージド型のサービスのことです。 AWS CodeDeployを利用することで、開発した新しい機能をクイックかつ容易にリリースすることができるようになります。 また、アプリケーションをデプロイした際のダウンタイムを回避し、アプリケーションの複雑なアップデート処理にも対応することができます。さらに、ソフトウェアのデプロイを自動化できるため、手動操作によるヒューマンエラーを確実に減らすことができます。

AWS CodeDeploy特徴/メリット5選

AWS CodeDeployを使用する際のメリット5選について紹介していきます。 開発を実施する際には、プログラムを記述し、適切なディレクトリやサーバーに記述したプログラムを配置する必要があります。そのような際に、AWS CodeDeployを利用することができるので、ぜひ活用メリットを理解して上手に利活用できるようにしましょう。

自動デプロイ機能の特徴

AWS CodeDeployは、自動デプロイ機能があります。このサービスの特徴は3つあります。 1つ目は、反復可能なデプロイ機能です。この機能は、異なる環境に対して、容易にアプリケーションを繰り返しデプロイすることを可能にします。 2つ目は、自動スケーリング機能です。この機能は、インフラストラクチャに応じてオートスケール機能を統合して利用することができます。 3つ目は、オンプレミスデプロイ機能です。デプロイ先がAWS Fargate、Amazon EC2、AWS Lambda、オンプレミスサーバーのどれである場合でも、開発環境、テスト環境、プロダクション環境(本番環境)にわたり、アプリケーションを一貫してデプロイすることができます。 AWS CodeDeployを利用することで、ソフトウェアのデプロイをすべて自動化することができます。これにより、サービスアップデート時などのデプロイ信頼性とデプロイ速度を向上させることができます。

ダウンタイムの最小化の特徴

AWS CodeDeployは、ダウンタイムの最小化をすることができます。このサービスにも3つの特徴があります。 1つ目は、ローリングおよびブルー/グリーンの更新です。この機能は、アプリケーションの新しいバージョンと古いバージョンの両方を起動させ、ダウンタイムがない状態で新バージョンにアップデートすることができます。 2つ目は、デプロイの正常性追跡です。この機能は、デプロイ中の状態をモニタリングし、失敗した更新が多すぎる場合にデプロイを停止することができます。 3つ目は、停止/ロールバック機能です。進行中のデプロイは、AWSのマネジメントコンソール、CLIなどを用いて常に停止することができます。停止した場合でも、以前のリビジョンを再デプロイすることですぐにロールバックすることができます。 つまり、AWS CodeDeployを利用することで、デプロイプロセスの実行中にアプリケーションの可用性を向上させることができます。また、エラーが発生した場合、アプリケーションデプロイは簡単に停止およびロールバックできるので復旧も迅速に行うことができます。

一元管理機能の特徴

AWS CodeDeployは、アプリケーションのデプロイに関連する情報を一元管理することができます。このサービスの特徴は3つあります。 1つ目は、モニタリング/管理機能です。これは、AWSコンソールマネジメント、AWSコマンドラインインターフェース、SDKなどを利用することでソフトウェアのデプロイを開始、管理、モニタリングをすることができるようになります。 2つ目は、デプロイグループ機能です。この機能は、アプリケーションを複数の環境に対して、デプロイすることができる機能です。 3つ目は、デプロイ履歴機能です。この機能は、最近のデプロイ履歴を追跡し、保存することができる機能です。デプロイグループごとにアプリケーションのどのバージョンがデプロイされているかを確認できるようにすることができます。 一元管理機能を利用することで、容易にアプリケーションのデプロイを開始し、ステータスの追跡が可能になります。これにより不具合が発生した場合には、即時に対応することができるようになります。 また、CodeDeployでは、各アプリケーションリビジョンがいつどこに展開されているか表示できるので、バージョン管理(構成管理)も容易にできるようになります。

導入の容易さ

AWS CodeDeployの導入の容易さについて紹介します。これは、2つの特徴を持っています。 1つ目は、言語やアーキテクチャに依存しないことです。AWS CodeDeployはコマンドベースのモデルを使用しているため、任意のアプリケーションをデプロイとそのコードを再利用することができます。 2つ目は、ツールチェーンの統合です。AWS CodeDeploy APIサービスによりアプリケーションのデプロイを既存のソフトウェア配信ツール(AWS CodePipeline、GitHub、Jenkinsなど)と統合して利用してデプロイを実現することが可能です。 これらの特徴があることで、導入の容易さを実現し、様々な利便性の高い機能を利用することができます。

通知の受信

通知の受信では、定義したイベントの確認をすることができます。 各通知には、ステータスとその通知を生成したイベントが発生したリソースへのリンクを含むことができます。これにより、デプロイに関連する情報を即座に確認ができるようになり、より安全にデプロイが実施できます。

AWS CodeDeploy利用企業

AWS CodeDeployは、話題のニュースを届ける”SmartNews”、ファッションブランドオンライン販売の”GILT”、食料品オンラインストアの”Instacart”などのオンラインサービスの利用で活用されています。 今後は、オンプレミス型を脱して、クラウドでのサービス提供を実施する企業が多くなるでしょう。

まとめ(AWS CodeDeploy)

今回は、AWSのサービスである「AWS CodeDeploy」について紹介しました。 AWS CodeDeployは、開発者にとってかなり利便性が高いサービスとなっています。 特に重要な基幹システム開発では、サービスを止めないことが重要視されているため、可用性を極限まで高める必要があります。そういった場合には、今回紹介したAWS CodeDeployは役に立つでしょう。 ぜひこの記事をきっかけにAWSを利用してみてはいかがでしょうか。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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