2020/12/17

エンジニアになるために有利な国家資格6つ|おすすめのベンター資格も紹介

 
  

ITエンジニアになるには資格が必要?

ITエンジニアになるのに必要なのはエンジニアとしてのスキルあり、資格は必要ありませんが、資格を取得することで収入アップ、そしてスキルアップが可能となります。

 

多くの企業では資格手当を給付しているため、資格取得で収入アップを見込めます。

 

また、資格で自分の技術を客観的にアピールできるため、社内の人事評価や転職等での知識の証明として有効な手段となり得ます。

 

これらの理由から資格を取得することをおすすめします。

エンジニアに有利な資格の種類

エンジニアに有利の資格の種類はさまざまです。

 

国家資格からベンダーが独自に打ち出している技術資格などがあります。

 

独立行政法人情報処理推進機構が監修する基本・応用情報処理試験はとっておいたほうが有利でしょう。情報処理安全確保支援士も警察や自衛隊など、いろいろな場面で必要となってきます。

 

また、シェアが広いベンダーの資格も取っておいて損はないでしょう。

ITエンジニアが資格を取得するメリット4つ

ITエンジニアが資格を取得するメリットは大まかに4つです。

 

年収アップやキャリアアップなどに資格は必須ではありませんが、自分の知識を周囲にアピール可能な資格取得はかなり重要度が高いと言えるでしょう。

 

また、エンジニアは日々新しい技術を学んでいく必要があります。資格のための勉強は、現在の自分の知識の裏付けにも役立つほか、新しい知識も吸収できるでしょう。

 

そのため資格の取得には多大なメリットがあると言えます。

資格を取得するメリット1:スキルの証明になる

資格はスキルがあることの証明です。

 

もし、あなたが面接官で未経験の人がエンジニアの求人へ応募したとします。同じ未経験という立場なら、資格ありと資格なし、どちらの人を採用しますか。

 

答えは明白です。

 

未経験でも、資格取得の勉強をしていたということはかなりの強みがあるほか、知識があるのとないのでは仕事を始めてからの技術の取得に大きく差が開いてしまうため、資格を取得することは、就職にも大変有利に働きます。

資格を取得するメリット2:手当てが期待できる

おおよその企業では資格取得に手当を出しています。報奨金や一時金として出す企業、資格手当として毎月のお給料に加算される企業もあります。

 

ではなぜ、手当が厚いのでしょうか。

 

それは自社のITエンジニアが資格を持つことで、取引先に自社のITエンジニアの技術力をアピールし、さらに技術力の証明にもなるというメリットが企業側に生まれるからです。

 

資格を持つITエンジニアは企業にとって貴重な財産なのです。

資格を取得するメリット3:スキルアップできる

スキルアップを目指している場合に資格は自分の知識、技術の証明になります。

 

ITエンジニアとしてこのシステムの開発に携わった、口頭だけで伝えるのと、難易度の高い資格を有しているのと、どちらが技術に信頼を持ってもらえるでしょうか。

 

客観的な資料である資格を持っている方ではないでしょうか。

 

また、未経験でITエンジニアに転職をする際には、転職するために資格を取得することはやる気のアピールにほかなりません。

資格を取得するメリット4:勉強する習慣が身に付く

IT業界では日々技術が刷新されています。

 

ITエンジニアを目指すなら、常にアンテナをはり、新しい技術について学ぶ姿勢が大切です。

 

資格試験に向けて勉強することで、勉強をするという習慣が身につきます。また、試験勉強ではこれまで自分が必要としてこなかった分野の出題もあるでしょう。

 

業務では身につきにくい知識に触れることができるのも、そして知っている知識はより深く、勉強できるのは資格取得学習のメリットです。

ITエンジニアになるために有利な国家資格6つ

ITエンジニアには必要な資格はありませんが、知識、スキルを証明するために国家資格はこれ以上ないスキルの証明書です。

 

正職員、派遣、フリーランス、などさまざまな雇用形態でも高い評価につながり、キャリアアップにも有利に働くでしょう。

 

国会資格には経験が必要なものから、ごく基礎的な知識を問うものまで幅広くありますので、自分の技能レベルに合わせて資格試験に挑戦してみましょう。

有利な国家資格1:ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは目的に合ったセキュリティに強く大規模なネットワークシステムを構築、運用するネットワークITエンジニアやインフラ系のITエンジニアを目指す人に最適な資格です。

 

ネットワークスペシャリストはスキルレベル4の難易度が高い資格試験で、合格率も低く、それゆえ、取得しておくと「知識や技術が折り紙付き」と判断してもらえます。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:ネットワークスペシャリスト試験

有利な国家資格2:システムアーキテクト

システムアーキテクトはシステムエンジニアを対象にした資格試験です。

 

難易度はスキルレベル4ですが、小論文試験が課せられるため難しい試験として認識されています。

 

開発の経験はさることながら、販売管理や生産管理、さらに財務会計なの知識に加え、文章力が必要とされます。

 

資格を取得する常に広い視点での「最適なシステム設計」を考えることができるようになると言われ、SEとして働くのなら取得を目指すと良い資格です。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:システムアーキテクト試験

有利な国家資格3:ITパスポート

ITパスポートは情報処理技術の基礎知識を証明する資格で初心者向けの資格として取得しやすい簡単な国家資格として人気があります。

 

大学ではこの試験に合格していることを条件に入学優遇処置や単位認定を行なっているところもあるので高校生に人気が高まっています。

 

この資格を取得するメリットは初歩的なIT知識を取得できることで、さらに就職でも有資格者ということをアピールすることでやる気を伝えるポイントの1つになり得ます。

【ITパスポート試験】情報処理推進機構

有利な国家資格4:データベーススペシャリスト

データベーススペシャリストは膨大なデータを管理、さらにデータベースシステムの企画、開発、運用、保守などを行う、データベース管理者やインフラ系ITエンジニアを目指す人向けの資格です。

 

スキルレベルは4で高度情報処理技術者試験に分類されます。取得すれば一定の水準に達したとみなされます。データベースに関する試験では最難関の資格です。

 

転職にはもちろん、フリーランスとして活躍する際にも大きな武器となるでしょう。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:データベーススペシャリスト試験

有利な国家資格5:応用情報技術者(AP)

応用情報技術者資格はITエンジニアとしてワンランクアップしたことの証明になる資格です。

 

深い知識と応用力を問われる出題で、スキルレベルは3とあまり高くはありません。

 

応用情報技術者資格は、数年のキャリアを積んでから挑戦することが多い資格で取得することで社内評価が増し、キャリアアップにもつながるでしょう。

 

各種スペシャリスト試験の前に、この資格を得ることで試験の一部免除を受けることができます。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:応用情報技術者試験

有利な国家資格6:基本情報技術者(FE)

ITエンジニアの登竜門と言われるのは基本情報技術者試験であり、ハードウェアやソフトウェアの基本的な仕組みや動作やプログラムの理解度、さらに会社経営にかかる内容が出題されます。

 

基本的な知識を問う問題が多いため、勉強をしておけばITエンジニアとしての基礎を養うことができます。

 

試験のスキルレベルは2で、プログラマー向けの能力認定試験として重要視されています。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験

ITエンジニアにおすすめのベンター資格5つ

ベンダー資格とは、IT関連製品の製造販売する企業・メーカーが自社製品についてユーザーの操作技術、管理技術を身につけていることを認定する民間資格試験です。

 

マイクロソフトなどが開催している認定試験が主だったベンダー試験で、これらを取得すればスキルの客観的な証明はもちろんのこと、取得者専用のサービス、サポートを受けられます。

 

ベンダーの認定試験では有効期限が設定されているものがあるほか、受験料金が高額です。

ベンター資格1:Microsoft 認定資格

マイクロソフト認定試験は、マイクロソフトが技術的な専門知識を持っていることを示す世界的な資格です。

 

試験の種類は多数あり、少し複雑です。入門的なMTA、持続的なITキャリアを構築するための主要技術を身につけていることの証明となるMCSA、MCSAの上位資格に当たるMCSE、MC SDは内部設置型とクラウドの両方で情報システムを構築する能力の証明になります。

 

労力とハードルに見合った価値の高い資格と言えるでしょう。

Microsoft Certifications | Microsoft Docs

ベンター資格2:ORACLE MASTER

オラクルマスターは、日本国内で約半数のシェアを誇るオラクル社の認定試験でOracle databaseの管理スキルを証明するスキルとして、多くのITエンジニアが資格取得しています。

 

ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナと4段あり、まずはブロンズからの取得を目指します。下位のブロンズはエントリーレベルですがOracle未経験からの受験は難しい内容です。

 

シルバー以降の資格は海外にも通用します。

ORACLE MASTER Portal – be an ORACLE MASTER – | オラクル認定資格制度 | Oracle University

ベンター資格3:Oracle認定Javaプログラマー

オラクル認定Javaプログラマーはアメリカオラクル社が主催するJavaの知識、技術を認定する試験です。

 

オラクルマスターと同じく難易度が4段階に分かれており、シルバー以上は世界に通用する技術を有しているという証明になります。Java関連の試験では人気のある試験です。

 

この資格に有効期限はありませんが、バージョンアップをするごとに新しい試験が実施されるため、知識の刷新を随時行う必要があります。

Java SE 8 認定資格 | オラクル認定資格制度 | Oracle University

ベンター資格4:シスコ技術者認定

シスコ技術者認定試験は、シスコシステム社が実施する、ネットワークITエンジニアが必要性の高い知識、技術を有しているという証明になる資格です。

 

シスコ技術者認定試験はネットワークの世界ではとても有名な資格で、ネットワークITエンジニアとして世界的に即戦力で活躍できることを証明してくれます。

 

シスコの難易度は、バージョン改定ごとに難易度が高くなっていて、初級の資格というには難しいものとなっています。

シスコ技術者認定 – トレーニング & 認定 – Cisco

ベンター資格5:Linux技術者認定試験

Linux技術者認定試験は、資格を有すITエンジニアが即戦力であることを証明する資格です。

 

Linuxシステムの構築や運用に関することはもとより、クラウドシステムやさまざまなアプリケーションの開発に係るITエンジニアにとっても有効な技術認定試験と発展しています。

 

Linuxの知識が一通り身につくことは、かなり有効な強みになるでしょう。

LinuCレベル2 Version 10.0 試験概要 | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan

ITエンジニアに有利な資格取得の難易度とは?

ITエンジニアはセキュリティ系・ネットワーク系・データベース系など目指す職域により有利になる資格は異なってきます。

 

例として、セキュリティ系、ネットワーク系やデータベース系なら各スペシャリストの取得が望ましく、スマホや家電などの組み込みシステム基盤に関するならエンべデットシステムスペシャリストがおすすめです。

 

すべて難易度は高いですが、ITエンジニアとしての自分の価値を高められます。

資格の勉強方法

資格試験学習は独学、スクールなどさまざまな方法があります。

 

最も始めやすいのは独学でしょう。Web上の無料の講座を視聴したり、試験対策の参考書を読むなど、あまりお金をかけずに勉強することができますが、挫折しやすいのがデメリットです。

 

金額的に余裕があるならば、スクールに通うのが効率的です。ネットを使った学習なので、自分の都合の良い時間に自宅でも場所を選ばずに受講できます。

ITエンジニアに有利な資格を取得しよう

ITエンジニアに資格の必要性はありません。しかし、キャリアアップを考えているなら、資格は技術・知識の証明に大いに役立ちます。

 

資格を取得することで自分の知識を増やす、刷新できるほか、収入アップにもつながりますし、海外でも通用する資格を取り、外国語も取得すれば海外での活躍も望めるでしょう。

 

ITエンジニアとして社内評価をあげるだけではなく、自分自身の市場価値を上げるためにもぜひ資格の取得を目指しましょう。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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