2021/05/20

AWSのセルフペースラボとは?概要や使い方を詳しくご紹介します!

 
  

AWSとは?

AWSとは、Amazon Web Serviceの略で、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスです。クラウドコンピューティングサービスとは、インターネット経由でITインフラを提供するサービスのことです。 AWSには、仮想サーバーやデータベースなどのITインフラから、機械学習、AI、IoTなどの技術まで、多くのサービスと機能があります。自社でITインフラを構築するオンプレミス型よりも、使いたいときにすぐ使え、高い費用対効果が期待できます。 現在のクラウドサービス市場で、「クラウドサービスといえばAWS」と言われるほどに高い市場シェア率を誇っています。さらに最近では、東京に次いで日本では2番目となる大阪リージョンが開設されました。 つまり、日本企業の導入が増加するとともに、AWSの知識を持ち合わせたインフラエンジニアの需要も増加することが推測されています。

セルフペースラボとは?

セルフペースラボとは、AWSのサービスを実際に利用して使い方を学べるサービスです。 セルフペースラボでは、AWSの各サービスや、クラウドを利用するシーンを想定して、AWS上で実践的に演習できます。ステップバイステップの説明なので初心者にもわかりやすく、AWSサービスの知識や、実際に使用するケースを練習したり、また、AWS認定の準備までできます。 AWS認定とは、Amazonが公式に発行している資格で、「基礎コース」、「アソシエイト」、「プロフェッショナル」、「専門知識」の4つの難易度に分かれています。 AWS認定資格を取得するために、無料のAWS公式デジタルトレーニングで学ぶこともでき、AWSやクラウドに関する知識を公式に証明してくれます。

セルフペースラボの使い方は?

セルフペースラボの使い方は、個別ラボを受講することと、ラーニングクエストを使うことの2つがあります。このセルフペースラボでは、様々なAWSサービスのユースケースに合わせた使い方を自分のペースで学べます。 また、AWS初心者に向け、入門ラボが用意されています。入門ラボの受講はAWSの基礎を学ぶために効率的なため、AWS公式サイトではまず入門ラボを受講することをオススメしています。 例えば、入門ラボには、Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)入門、AWS Lambda入門、Amazon Virtual Private Cloud(VPC)入門、Amazon Aurora入門などがあります。 いずれにしても、AWSのセルフペースラボはQwiklabsがクラウドトレーニングとして提供しているため、受講するには別途Qwiklabsのアカウントか、Googleのアカウントが必要になります。 Qwiklabsとは、AWSのAPNテクノロジーパートナーで、クラウドプラットフォームやインフラソフトウェアの体験学習環境を提供している企業です。

AWS CodeCommitとは?

AWS CodeCommitとは、セキュアにGitベースのリポジトリ上でソースバージョンの保存や管理ができるサービスです。コードソースのバージョン管理はとても重要で、セルフペースラボを使う際にも必要になることが多いサービスです。 AWS CodeCommitは、プルリクエスト、分岐、統合などをチームとのコラボレーションを支援してくれます。AWSクラウドの構築、ステージ、プロダクション環境とリポジトリを緊密にし、すべてのGitのコマンドをサポートしています。 また、AWS CodeCommitは通信中のファイルを自動で暗号化します。AWS Identity and Access Management(IAM)と結合されているため、IAMユーザごとのアクセス許可をリポジトリにも設定できます。

セルフペースラボでAmazon EC2入門ラボを開始する

AWSのセルフペースラボでAmazon EC2入門ラボを開始するためには、Qwiklabsへログインして指示通り、順番に進めていきます。Amazon EC2とは、AWS上でスケーラブルな仮想サーバーを提供しているサービスです。 まず、AWSのセルフペースラボからAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)入門を開きます。Qwiklabsへログインする必要がありますので、アカウントを作成するか既存のGoogleアカウントでログインします。次に、ラボの「概要」を読み、ラボを開始します。 タスク1では、「AWSCodeCommitリポジトリを作成する」、タスク2では、「Amazon EC2インスタンスに接続する」と「Gitを使用してローカルリポジトリを作成する」、続いてタスク3では、「コードを変更し、最初にリポジトリにコミットする」、最後はタスク4で「最初のコミットをプッシュする」と順を追って簡単に進められます。

セルフペースラボでAWS Lambda入門を開始する

AWSのセルフペースラボでAWS Lambda入門を開始するためには、上記と同様にQwiklabsへログインして指示通り、順番に進めていきます。AWS Lambdaとは、サーバー不要で、AWS上でコードの実行ができるコンピューティングサービスです。 AWS Lambda入門は、「AWS Lambdaの概要」から始まり、次の今回使う「シナリオ」が決められているので確認します。次にタスク1として「AmazonS3バケットを作成する」を実行します。 タスク2では、「AWS Lambda関数を作成する」、続くタスク3では「関数をテストする」。最後に、タスク4では、「監視とロギング」を実行してAWS Lambda入門完了です。

セルフペースラボでAmazon VPC入門を開始する

AWSのセルフペースラボでAmazon VPC入門を開始するためには、こちらも同様にQwiklabsへログインして、指示の通りに操作していきます。Amazon VPCとは、定義され、論理的に分離されている仮想のネットワーク上でAWSサービスを利用するためのサービスです。 このラボでは、Amazon VPCについてのさらに詳しい説明があります。Amazon VPCをしっかり理解してからラボを進めましょう。 タスク1で、「ElasticIPアドレスを作成する」、タスク2で「AmazonVPCを作成する」、最後にタスク3で「VPCを探索する」を実行し、Amazon VPC入門完了です。

セルフペースラボでAmazon Aurora入門を開始する

AWSのセルフペースラボでAmazon Aurora入門を開始するためには、こちらもQwiklabsへログインして、指示通りに読み進めていきます。Amazon Auroraとは、完全マネージド型のリレーショナルデータベースで、MySQLとPostgreSQLと互換性があるサービスです。 このラボでは、前提条件をしっかりと読み、ラボを開始しましょう。タスク1では、「AmazonAuroraインスタンスを作成する」、タスク2では「Amazon EC2 Windowsインスタンスに接続する」、続いて、タスク3で「AmazonRDSインスタンスに接続する」を実行します。 次に、タスク4は「SQLダンプファイルをデータベースにインポートする」で、最後のタスク5は「データベースのクエリ」を実行してAmazon Aurora入門完了です。

AWSのセルフペースラボを使ってインフラエンジニアとして成長しよう!

AWSのセルフペースラボは、クエストに参加し、特定のAWS構築のシナリオを自分のペースで学習できます。 AWSの基礎知識の向上のためにも、入門ラボから始めてみましょう。また、AWS公式のオンライントレーニングも利用できます。 AWS認定を取得して、クラウドの専門知識を得て、需要の高いインフラエンジニアとしてのスキルがあることを証明しましょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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