2021/04/23

スマホアプリ開発とは?必要な言語やエンジニアに必要なスキル3つを紹介

 
  

スマホアプリ開発とは


スマホアプリ開発とはスマートフォンで利用するアプリを開発することです。スマホアプリとひと口に言っても、iOSアプリとAndroidアプリではプラットフォームが異なるため、開発に用いられるプログラミング言語も異なります。

また、スマホアプリはそれぞれの端末の機能を活かすことができるため、Webアプリよりも多彩な機能が実装できるという特徴があります。本記事では転職にも役立つスマホアプリ開発に必要な言語や、おすすめのツールなどをご紹介します。

スマホアプリ開発に必要な言語


プログラミング言語は現在200種類という膨大な種類があると言われており、それぞれできることやできないことがあります。そのため、スマホアプリ開発を行う場合には、スマホアプリ開発に適した言語を選ぶ必要があります。

それではスマホアプリを開発する場合、どのような言語を利用すればよいのでしょうか。ここではスマホアプリ開発に必要な言語をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

iOSアプリの場合

スマホアプリにはiOSアプリとAndoroidアプリがありますが、iOSアプリはApple社の端末で利用できるアプリです。iOSアプリをインストールする場合、「App Store」からダウンロードすることになります。

ここでは、まずはiOSアプリ開発に必要なプログラミング言語についてご紹介します。

Objective-C

Objective-CはmacOSやiPhoneやiPadなどで用いられているプログラミング言語です。C言語をベースに独自のオブジェクト指向を組み合わせて開発された言語で、1980年代からApple社製品の開発に用いられてきました。

しかし表記が独特で実装時のコード量が多く、開発にも時間がかかるというデメリットがあることから、近年では利用されるケースは少なくなってきています。

Swift

SwiftはApple社が開発した後発のプログラミング言語です。Objective-Cのあとに生まれたApple社公式の開発言語です。

文法がシンプルでObjective-Cよりもコード量が少なくコーディングできるため、近年ではiOS開発はSwiftが主流となってきています。しかし後発の言語ということもあり、情報が少ないことから、Swiftを扱えるエンジニアは足りない状態だと言えます。

Androidアプリの場合

AndroidアプリはAndroid端末で利用できるアプリで、インストールする際には「Google Play」からダウンロードすることになります。

ここではAndroidアプリを開発する際に必要になるプログラミング言語をご紹介しますので、どのような言語があるのか参考にしてみてください。

Java

Javaはプラットフォームに依存しないで使えるプログラミング言語です。世界でもっとも利用されていると言われている言語で、汎用性の高さからスマホアプリだけでなくWebアプリや業務システムなど幅広い開発にも採用されています。

近年のAndroidアプリ開発ではJavaよりもKotlinが用いられるケースも多くなってきていますが、Javaで開発されたアプリは多いことから、Javaの今後も需要がなくなることはないでしょう。

Kotlin

KotlinはGoogle社によってAndroidアプリの開発言語に認定されているプログラミング言語です。2011年にリリースされた後発の言語で、Javaを改良して開発されました。

そのため、Javaよりも少ないコードで記述でき、JavaのソースコードをKotlinに変換することも可能です。今後のAndroidアプリ開発では、Kotlinを用いるケースが増えていくでしょう。

C#

C#はMicrosoftが独自に開発したオブジェクト指向のプログラミング言語です。C系言語の1つでC言語とJavaの良いところを取り入れていますが、Javaに寄せたWeb系の言語となっているためC言語には似ていません。

基本的にはWindows向けの言語ですが、「Xamarin」などを用いることでAndroidアプリ開発にも用いることができます。

スマホアプリ開発におすすめのツール4選


スマホアプリを開発するには、プログラミング言語を使って実際に開発を行うための開発環境が必要です。また、iOSアプリを開発するのかAndroidアプリを開発するのかによって使用する環境は異なります。

ここではスマホアプリ開発におすすめのツール4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:Android Studio

Android StudioはAndroidアプリ開発を行うためのもっともスタンダードなツールです。JetBrainsのIDEをもとにGoogleが開発したIDEで、Androidのエミュレーターがインストールでき、非常に使い勝手が良いことから、現在では多くのAndroidアプリエンジニアに利用されています。

2:XCode

XCodeはiOSアプリ開発を行うために必須なツールです。Apple社が開発、提供を行っているもので、iOSアプリを開発する場合は基本的にMacとXCodeが必要になります。

XCodeにはiPhoneやiPadなどのエミュレーターが含まれており、iOSアプリの開発に必須となります。また、XCodeはApp Storeからダウンロードすることが可能です。

3:Yappli

Yappliはノーコードでスマホアプリ開発ができるノーコードツールです。プログラミングのスキルを持っていない非エンジニアでもiOSとAndroidアプリ開発ができるツールとなっており、特に社内利用向けのコミュニケーションアプリが作りやすいです。

そのため、アプリ開発を外部に依頼しなくてもスマホで利用できる社内用のコミュニケーションアプリを部署内で作成し、活用することができます。

4:appery.io

appery.ioはクラウド上でスマホアプリ開発ができるツールです。登録ユーザーは約50万人以上、開発実績は10年以上といわれています。さらに公開されたアプリの数は約1万以上という実績を持つ、iOSとAndroidアプリが開発できるツールとなっています。

また、API設定が簡単に行えるため、APIを活用すればゼロからプログラムを開発しなくてもアプリに機能を追加することが可能です。

スマホアプリ開発のエンジニアに必要なスキル3つ


エンジニアへの転職を検討している方の中には、普段利用しているようなスマホアプリの開発を行いたいと考えている方もいるでしょう。また、具体的に必要なスキルを知りたいという方も多いのではないでしょうか。

スマホアプリ開発を行うエンジニアには、技術力以外にも必要とされるスキルがあります。ここではスマホアプリ開発のエンジニアに必要なスキル3つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:コミュニケーション力

エンジニアは一人でこつこつと開発を行うようなイメージがありますが、多くの場合、複数人のエンジニアによって構成された開発プロジェクトチームで作業を分担して開発を行います。

そのため、スマホアプリ開発を行うエンジニアは開発チームの他のエンジニアやクライアント、社内外の関係者とコミュニケーションをとりながら業務を進めていく必要があるため、コミュニケーション力が必要となります。

2:開発などの技術力

スマホアプリの開発にはプログラミングスキルなどの技術力が必要です。特に開発に関連した技術は日々新しいものが登場しているため、トレンドの技術をしっかりと押さえておく必要もあります。

そのため、スマホアプリ開発のエンジニアには基本的なプログラミングの技術はもちろん、新しい技術や知識を常に吸収していけるフットワークの軽さが重要になります。

3:様々なことに対応できる柔軟性

スマホアプリは年々市場が拡大しており、日々新しいアプリがリリースされています。そのため、スマホアプリ開発を行うエンジニアには、時代の変化やニーズに柔軟に対応していける柔軟性が必要になります。

常に社会の動向を注視し、今後どのようなものが求められるようになるのかしっかりと分析を行った上で、ユーザーに常に新しい価値を届けられることが大切です。

スマホアプリ開発をするときのポイント3つ


スマホアプリ開発を行う場合、自分一人で利用するために開発するのでなければ、どのようにして収益を上げるかも考える必要があります。

そのためには、開発するアプリのターゲット選定といった作業も必要になるでしょう。ここではスマホアプリ開発をするときのポイント3つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:ターゲット層やアプリの方向性を考える

まずはアプリの利用を行うターゲット層や、なぜそのアプリを開発するのかといった点を検討しましょう。アプリを利用することで生まれる具体的な利便性をユーザーの立場から考えることで、開発するアプリのイメージもはっきりとしていきます。

また、アプリを存続させていくためにはどのようにして収益を上げるのかも考えておきましょう。

2:必要な工程を細分化する

良いスマホアプリの開発を行うには、必要な工程を細分化してしっかりと管理することが重要です。特に規模が大きなアプリを開発する場合、複数人で作業を分担して開発にあたることもあるため、きちんと工程管理ができていないとスマホアプリのクオリティも下がってしまいます。

3:プログラムを実装し検証や修正を細かく行う

スマホアプリに限らず、何を開発するにしても一度の開発作業で完成することはないでしょう。動作するようになっても検証を行えばエラーが見つかるため、できるだけスマホアプリのクオリティを上げるためにも、根気強く修正と検証を繰り返す必要があります。

スマホアプリ開発について理解しよう


エンジニアへの転職を検討している方の中には、スマホアプリ開発を行いたいという方も多いでしょう。

ぜひ本記事でご紹介したスマホアプリ開発に必要な言語やおすすめのツール、スマホアプリ開発のエンジニアに必要なスキルなどを参考に、必要な基本的な情報を押さえてスマホアプリ開発のスキルを身につけてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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