Azure認定資格まとめ。難易度別に必要な試験を紹介【2020年版】

 
  

Azureは、マイクロソフト社が提供する代表的なクラウドサービスです。
ここでは、Azureの認定資格と取得に必要な試験を初級者~上級者までレベル別にまとめました。
Azureの認定資格の取得を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

【初級者向け】基礎レベルの認定資格

Azure認定資格を取得していない場合は、基礎レベルの認定資格から目指しましょう。
初級者向けの認定資格としては、「Azure Fundamentals」、「Azure AI Fundamentals」、「Azure Data Fundamentals」などがあります。

Azure Fundamentalsでは、クラウドサービスの基礎知識とMicrosoft Azureのクラウドサービスの知識が試験範囲となります。
クラウドサービスを使い始めたエンジニアを対象としており、他の認定試験の準備にも使用できます。

Azure AI Fundamentalsでは機械学習と人工知能に関する知識とMicrosoft Azureのクラウドサービスの知識が試されます。
エンジニアはもちろん、エンジニア以外も対象です。

そして、Azure Data Fundamentalsではコアデータの概念とMicrosoft Azureデータサービスの知識が試されます。
クラウド内のデータの取り扱いをするエンジニアが対象です。

【中級者向け】Associateレベルの認定資格

中級者向けのAzure認定資格には、「Azure Administrator Associate」、「Azure IoT Developer Specialty」、「Azure Security Engineer Associate」、「Azure Developer Associate」などがあります。

Azure Administrator Associateでは、Microsoft Azure 環境の実装、管理、監視等に関する知識が試されます。
Azureの管理に関して6カ月以上の実務経験があるエンジニアが対象です。

Azure IoT Developer Specialtyでは、Azure IoT ソリューションのクラウドおよびエッジ コンポーネントの開発に関する知識が試されます。
この認定資格を取得するためには、Azureサービスを実装してIoTソリューションをつくる経験が必要です。

Azure Security Engineer Associateでは、IDとアクセスの管理やデータ、アプリケーション、ネットワークの保護など、セキュリティに関する知識が試されます。
対象者は、スクリプト作成や自動化の経験があり、かつAzureの製品やサービスに精通しているエンジニアです。

Azure Developer Associateでは、Microsoft Azure を使用したクラウドアプリケーションやサービスの設計・構築に関する知識が試されます。
この認定資格を取得するためには、1~2年の専門的な開発経験およびMicrosoft Azure の経験が求められます。

その他にも、中級者向けのAzure認定資格としては下記の資格が存在します。

  • Azure Data Engineer Associate
  • Azure Database Administrator Associate
  • Azure Data Scientist Associate
  • Azure AI Engineer Associate

【上級者向け】Expertレベルの認定資格

上級者向けのAzure認定資格には、「Azure DevOps Engineer Expert」、「Azure Solutions Architect Expert」、「Azure for SAP Workloads Specialty」、「Azure DevOps Engineer Expert」などがあります。

Azure DevOps Engineer Expertでは、テクノロジーだけではなくプロセスや働き方など、ビジネスに関する幅広い知識が必要となります。
対象は、Azureの管理と開発の両方に精通しているエンジニアです。
なお、Azure DevOps Engineer Expertの試験を受けるためにはAzure Administrator AssociateまたはAzure Developer Associateのどちらかを取得している必要があります。

Azure Solutions Architect Expertでは、Microsoft Azure で実行されるソリューションの設計と実装についての知識が試されます。
対象となる受験者は、ITに関する高度な経験があるエンジニアです。
この認定資格を取得するためには、Microsoft Azure Architect Technologies (beta)およびMicrosoft Azure Architect Design (beta)を取得している必要があります。

Azure for SAP Workloads Specialtyでは、Microsoft AzureでのSAPソリューションの運用に関する知識が試されます。
SAP アプリケーションに関する幅広い経験と知識があるエンジニアが対象となっています。

Azure認定資格の取得を目指そう

Azure認定資格を取得すれば、Azureのサービスに関する知識を身に付けられるのはもちろんのこと、就職活動や転職活動を行う際に大いに役に立ちます。ぜひ自分に合った難易度のAzure認定資格を目指してください。
なお、Azure認定資格は頻繁に更新されるため、今後変更がある可能性もあります。資格取得を目指す際には、必ず最新情報を確認してください。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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