CCIE（シーシーアイイー）とインフラエンジニアのキャリアアップの関連性。資格の基本情報とおすすめポイント

ITエンジニアのための資格には様々な種類があり、どれを勉強するべきか迷っているエンジニアも多いのではないでしょうか。
ここでは「CCIE」の概要とキャリアアップに繋がる理由を説明します。キャリアアップのために資格取得を考えているエンジニアはぜひ参考にしてみてください。

CCIE（シーシーアイイー）がエンジニアのキャリアアップに役立つ理由

CCIEとはシスコシステムズ社が運営している「シスコ技術者認定」という資格の一つです。
正式には「Cisco Certified Internetwork Expert」という名称で、シスコ社の資格群においては上から2番目である「エキスパートレベル」に位置しています。
この資格を所持することで、テクノロジ業界で最も権威のある認定として全世界に証明できます。
そのため、ネットワークエンジニアがキャリアアップのために取得する資格としてはかなり有用であると言えます。

CCIE保有者に提示される待遇として「平均年収645～900万円」というデータがあるため、資格を取って転職などをすることで高待遇を受けられる効果が期待できます。（「日本におけるCCNA, CCNP, CCIE 認定保有者の需要と給与リサーチ 2013」（シスコ社調べ））
もちろん転職活動では実務経験が重視されるため、「資格があれば安心」ではありませんが、CCIEを取得しておけば、そうでない転職希望者に比べて大きなアドバンテージを得ることは間違いないでしょう。

CCIE（シーシーアイイー）の難易度と受験料など

CCIEには以下6つの試験コースがあり、一つに合格すればCCIEホルダーとして認められます。
・CCIE Routing and Switching：ルーティング＆スイッチング
・CCIE Security：セキュリティ
・CCIE Collaboration：コラボレーション
・CCIE Data Center：データセンター
・CCIE Wireless：ワイヤレス
・CCIE Service Provider：サービスプロバイダー
なお、試験は全て英語で行われます。

受験資格

18歳以上である必要があります。実務経験などは関係ありません。

試験形式

試験は筆記試験（2時間）とラボ試験（8時間）に分かれています。筆記試験は全国の試験センターで受験できます。
試験会場のコンピュータに問題が表示され、回答する方式です。
ラボ試験は筆記試験の合格者が対象で、シスコ支店のラボルームで行われます。

難易度

各コースとも、筆記試験とラボ試験の合格率はどちらも概ね10～20%程度で推移しています。

受験料

筆記試験：54,000円
ラボ試験：192,000円
全て税抜価格です。

CCIEでネットワークエンジニアのスキルを証明できる

CCIEホルダーになれば世界に対して自分の専門知識をアピールできるため、キャリアの形成に繋がります。
なお、受験料などの情報は予告なく変更されることがあるので、公式ホームページなどから常に最新の情報を確認するようにしましょう。