2021/05/27

AWS Activateとは?AWS Activateはスタートアップ企業向け無料プログラム

 
  

AWSとは?


AWSとはAmazonWebServiceの略で、世界中で広く使われているアメリカのアマゾン社から提供されているクラウドコンピューティングサービスです。

AWSを使うことによって、コンピューティング、データベース、ストレージなどあらゆるITリソースを環境に合わせて必要な分だけ利用できます。

スタートアップ企業から大企業、政府機関など世界中で何百万もの顧客がAWSを利用して環境に合わせたパフォーマンスを実現しコストを抑えることに成功しています。

AWS Activateとはスタートアップ企業向け無料プログラム


AWS Activateとは、対象となるスタートアップ企業にAWS クレジットやAWS サポートクレジットおよびトレーニングなどの様々な特典を提供する無料プログラムのことです。

AWS Activateの特典は、ツールや専門家のサポートのベストな組み合わせを提供するように設計されており、リスク管理と最適なパフォーマンスを実現できるためコストを抑えながらビジネスを拡大できます。

特典の内容について

AWS Activate では、3つの特典が提供されています。それぞれの特典の内容について紹介していきます。

①AWS Activate クレジット
AWS Activate クレジットは、AWS アカウントに自動的に適用されます。AWS でのサービス使用料の支払いに使うことができます。

②AWS テクニカルサポート
テストや構築を実行の際は、AWS の専門家によるアーキテクチャガイドやベストプラクティスなどの AWS ビジネスサポートやAWS デベロッパーサポートを受けられます。

③AWS トレーニング、リソース
AWS の知見豊かな専門家から学べ、クラウドスキルや知識を装着できます。さらにトレーニングや資料を活用することで、クラウド上で多くの事を実行できるようになります。

対象のスタートアップ企業

AWS Activate は、AWS 中国リージョンで構築するスタートアップ企業以外のシリーズAまでの自己資金か資金調達でのスタートアップ企業が対象となります。

AWS Activate プロバイダーとの提携や資金調達の状況によってプログラムが異なります。

AWS Activateのプログラムの種類


AWS Activateのプログラムの種類はAWS Activate FoundersとAWS Activate Portfolioの2種類となります。それぞれの対象企業やメリットについて紹介していきます。

AWS Activate Foundersとは?

AWS Activate Founders は、AWS Activate プロバイダーと提携していない自己資金型とブーストラップ型のスタートアップ企業を対象とした無料プログラムです。

特徴としては活動を開始直後やAWSでの構築を開始していない状態でもAWSの使用をスピーディに開始でき、いち早くコストを削減しながら市場進出する手助けとなります。

AWS Activate Foundersのメリット3選

AWS Activate Foundersを利用する上で、知っておくべきメリットが3点あります。AWS構築におけるコスト面、サポート環境、使用可能な主なツールについて紹介します。

①AWSをコストなしで始められる

Activate Founders は、有効期限が2年間のAWS クレジット 1,000 USD を提供します。AWS クレジットはAWSの請求額に充当され、AWSの対象サービス利用の際のコストを補填できます。

出典:AWS Activate Founders のメリットを探る|AWS
参照:https://aws.amazon.com/jp/activate/founders/

②営業時間内であればテクニカルサポートが受けられる

有効期限が1年間のAWS デベロッパーサポートクレジット 350USD を受給でき、これによって、営業時間内での E メールでのテクニカルサポートと、構築、テスト実行時の一般的なアーキテクチャガイダンスを受けられます。

サポートプランがアクティブ化されている期間においては、使用できる回数は無制限となります。

出典:AWS Activate Founders のメリットを探る|AWS
参照:https://aws.amazon.com/jp/activate/founders/

③ベストプラクティスガイダンスを入手できる

AWS デベロッパーサポートによって、AWS Trusted Advisor やAWS Personal Health Dashboard へのアクセスが可能となります。 この2つのツールを使用するとパフォーマンスとセキュリティを向上できます。

AWS Activate Portfolioとは?

AWS Activate Portfolio は、スタートアップや初期段階の起業家に向けて設計された無料のプログラムです。ツール、リソース、エキスパートサポートを組み合わせ、AWSを素早く開始してビジネスを成長させることの手助けとなります。

AWS Activate Portfolioのメリット5選

AWS Activate Portfolio についても、AWS Activate Founders同様に利用する前に知っておくべきメリットが多数あります。

AWS クレジット、AWS サポートクレジット、トレーニングクレジット、限定オファー、市場参入サポートの6種類のプログラム内容のメリットを紹介します。

①AWSをコストなしで始められる

上限100,000 USD の AWS クラウドクレジットを使って、実験、構築をコストなしで始められます。AWS クレジットは AWS の請求額に充当され、AWS の対象サービス利用の際のコストを補填できます。

出典:AWS Activate Portfolio のメリットを探る|AWS
参照:https://aws.amazon.com/jp/activate/portfolio/

②時間、場所を問わずテクニカルサポートを受けられる

上限10,000 USD の AWS ビジネスサポートプランのクレジットを使って、AWS クラウドサポートエンジニアによるテクニカルサポートとアーキテクチャガイダンスを受けられます。

連絡手段は電話、チャット、Eメールの3種類があり、24時間365日いつでもサポートを受けられます。使用回数はサポートプランがアクティブ化されている期間においては、使用できる回数は無制限となります。

出典:AWS Activate Portfolio のメリットを探る|AWS
参照:https://aws.amazon.com/jp/activate/portfolio/

③AWS Activate コンソール

AWS Activate コンソール は、AWS をすぐに使い始め、成長と開発を加速するのに役立つツールとリソースが満載です。Activate Portfolio のメンバーになるとAWS Activate コンソールが利用可能となります。

ユーザーの Activate プロファイル、関心、AWS の利用法によって個別性に合わせ推奨されるAWS のコンテンツ、ツール、リソース、限定オファー、AWS クレジットアワードの詳細などを見ることができます。

④クラウドの知見が深まる

AWS クラウドのスキルを構築し、Qwiklabs のセルフペースラボの無料クレジットで本格的な練習ができます。Qwiklabs では、実践的な学習に役立つクラウド環境を利用できます。

機械学習、セキュリティ、インフラストラクチャ、アプリケーション開発の多岐にわたって幅広くサポートを受けられます。

⑤新規顧客の獲得

AWS Summit 、AWS re:Invent などの AWS イベントや AWS スタートアップブログで、自社のビジネスを紹介する機会を得られます。まだ出会っていない潜在的顧客に自社のビジネスをアピールできます。

申し込み方法

AWS Activate の申し込みはわずか数分で完了します。AWS Activate Founders と AWS Activate Portfolio の申し込みの流れは同じですが、AWS Activate Portfolio は、AWS Activate プロバイダーの組織IDがあり、それに関連付けられていることが申し込み条件となります。

組織IDがない場合は、AWS Activate プロバイダーに問い合わせをする必要があります。申し込むには、次の手順に沿って進めていきます。

①AWS Activate の概要ウェブページにある Activate Founders または Activate Portfolio の資格基準への適合状況の確認をします。
②資格基準への適合を確認できたら、AWS コンソール にログインしてください。AWS アカウントがない場合は、無料でアカウントを作成できます。
③申込書に記入し、送信すると平均7~10営業日以内に審査結果のメールが届きます。

AWS Activateを活用してみましょう!


AWS Activateは、スタートアップ企業の課題となるコストを抑えながら、AWSのシステムを活用してビジネスの成長を手助けするプログラムです。

スタートアップ時にコストを抑えられるのは財務状況の安定の面から考えても大きな魅力です。資格基準を満たしている方であれば、是非活用してみて下さい。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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