2021/05/26

Webアプリ開発とは?おさえておくべき言語6種類や手順について解説!

 
  

そもそもWebアプリ開発とは


Webアプリ開発とは、Webブラウザ上で利用できるWebアプリを開発することです。WebアプリにはメールサービスやECサイトなど、ブラウザでアクセスするだけで利用できるという特徴があります。

また、Webアプリは端末にインストールする必要がないため手軽に利用できます。本記事では転職にも役立つWebアプリ開発に関する言語や開発手順などをご紹介していきます。

Webアプリ開発でおさえておくべき言語6種類


プログラミング言語にはさまざまな種類があり、それぞれできること、できないことがあります。そのため、Webアプリを開発するはWebアプリ開発に適した言語を選ぶ必要があります。

それではWebアプリ開発を行う場合、どのような言語を利用すればよいのでしょうか。ここではWebアプリ開発でおさえておくべき言語6種類をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:HTML

HTMLはWebページを作るために必要になる言語です。プログラミング言語ではなくマークアップ言語と呼ばれる言語で、Webページの構成などを決めるものです。

WebサイトやWebアプリを作成する場合にはHTMLだけでなく、CSSやJavaScriptが必要になります。また、Web開発に用いられる「Bootstrap」というフレームワークにはHTMLやCSS、JavaScriptが用いられています。

2:JavaScript

JavaScriptはWebページに動きを付けることができる言語です。JavaScriptを使用することで、Webページにスライドショーやポップアップを出すことができる動的なWebページを開発することができます。

有名フレームワークとしては「Vue.js」や「React」などがあります。また、JavaScriptは学習するための環境構築などが不要なため、初心者にも学習しやすい言語だと言えます。

3:CSS

CSSはWebページの見た目やデザインを設定することができる言語です。プログラミング言語ではなくスタイルシート言語と呼ばれる言語となっており、CSSを用いることで文字サイズや色、背景などを設定することができます。

前述のHTMLやCSSは難易度も低いことから、初心者でも習得しやすいでしょう。

4:Ruby

Rubyは日本人が開発したオブジェクト指向のスクリプト言語です。シンプルで短いコードで記述でき、インターネット上に日本語の情報も多いことから、初心者が学習するのにもおすすめです。

また、Rubyには「Ruby on Rails」という有名なフレームワークが用意されており、効率的な開発が行えるようになっています。

5:PHP

PHPはWeb開発に特化したサーバーサイドのスクリプト言語です。動的にWebページを生成できる言語で、CMSの「WordPress」にも用いられている言語です。

また、PHPのフレームワークとしては「Laravel」があり、PHPは仕様や文法も簡単なため初心者にもおすすめの言語です。ただし多少文法が誤っていても動作してしまうという自由度の高さから、Web開発以外にはほとんど用いられません。

6:Python

PythonはAI開発や機械学習などに活用されている言語です。また、Webアプリやシステム開発、ゲーム開発などにも利用できることから、幅広い分野で利用されている汎用性の高いプログラミング言語だと言えます。

また、Pythonには統計やデータ分析に活用できる便利な機能が多く用意されており、フレームワークとしては「Django」が有名です。文法もシンプルでわかりやすいため、初心者にも習得しやすい言語だと言えるでしょう。

Webアプリ開発の手順6つ


ここまでWebアプリ開発でおさえておくべき言語をご紹介しましたが、実際にWebアプリ開発を行う場合はどのような手順で進めればよいのでしょうか。

Webアプリ開発を進める手順としては、「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「開発」「テスト」「リリース」の6つの手順があります。ここではWebアプリ開発の手順6つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:アプリの目的や機能を明確にする

Webアプリ開発を行う場合、まずは開発するアプリの目的や機能を要件定義で明確にしましょう。クライアントから依頼されてWebアプリ開発を行う場合、先にヒアリングを行い、クライアントの希望などを抽出する必要があります。

要件定義を行うことで、どのようなアプリを開発するのかが決定されます。要件定義はその後のWebアプリ開発の流れでもベースとなるものなので、漏れがないように打ち合わせを行っていきましょう。

2:機能や画面などの基本設計を行う

要件定義で決まった機能や画面などの基本設計を行っていきましょう。基本設計のフェーズでは、どのようなデザインにするのか、どのようなOSで利用できるアプリにするのかなどを決定していきます。

基本設計では大まかなWebアプリの概要を決定していくフェーズとなっており、基本設計をもとに、具体的な仕様を決定する詳細設計を行っていくことになります。

3:手順を詳細に落とし込む

プログラマーが開発を行うことができるように詳細設計を行っていきましょう。詳細設計はプログラム設計とも呼ばれており、Webアプリ開発を行う直前のフェーズです。

詳細設計では機能を実装するための具体的な手法など、システムの内部の詳細な部分まで設計していきます。詳細設計を行うことで、どのようなデータを扱うことになるのかが明確になり、具体的なテーブル定義ができるようになります。

4:実際に開発を行う

詳細設計によって作成した仕様書をもとに、実際にWebアプリ開発を行っていきます。上流工程である設計作業から、下流工程である開発へと移ります。

Webアプリ開発の下流工程を担うプログラマーは、詳細設計によって決まった内容を実装していきます。開発フェーズに移ってから仕様変更が発生すると、他に部分にも影響を与えてしまうことがあります。そのため、仕様どおりに開発を行っていく必要があります。

5:テストを行う

Webアプリの実装が進み、アプリが動作するようになったらテストのフェーズへと移ります。テストでは機能が設計通りに正しく実装されているかどうかや、エラーなどが発生しないかどうかを確認していきます。

機能単位でのテストが終わったら、外部と連携している部分などを含めた総合テストを行います。

6:リリースする

Webアプリのテストが完了したら、最後にリリースを行います。Webアプリをリリースする際には、実際に稼働させるサーバーにWebアプリをデプロイする必要があります。

デプロイが完了したら、Webブラウザ上からWebアプリが問題なく利用できることを確認しましょう。

Webアプリ開発を勉強する方法3つ


Webアプリの開発に挑戦してみたくても、アプリ開発をしたことがないという方もいるでしょう。それではWebアプリ開発にはどのような勉強方法があるのでしょうか。

ここでは最後にWebアプリ開発を勉強する方法3つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:プログラミングスクールで学ぶ

プログラミングスクールであれば講師に直接指導してもらうことができます。そのため、効率よく短期間でWebアプリ開発のスキルが習得できるでしょう。

また、一緒にプログラミングを学ぶ仲間もできるため、モチベーションを保ちやすくなります。独学で勉強するよりも費用はかかりますが、1人では挫折してしまうという方にはおすすめです。

2:学習サイトで学ぶ

Webアプリ開発を学べる学習サイトを利用するのも良いでしょう。学習サイトには3分程度の短い動画で学べるサイトや、ゲーム感覚でアプリ開発が学べるサイトなど、無料でも非常に勉強になるサイトが豊富にあります。

未経験からWebアプリ開発を学びたいのであれば、まずは「Progate」などのカリキュラムを一度こなしてみましょう。

3:本で学ぶ

独学で勉強したい場合は、本を使ってWebアプリ開発を学ぶのも良いでしょう。近年ではアプリ開発の手法をひと通り解説しているプログラミング関連の書籍も販売されているため、そういった本を利用して勉強するのがおすすめです。

本であればインターネット環境がない場所でも学習を進めることができます。ただし本を読むだけでは実践的なスキルは身につかないため、実際に手を動かしてコードを記述しながら勉強するようにしましょう。

Webアプリ開発について知り転職活動に活かそう


Webアプリ開発を行う場合、開発に適した言語を利用する必要があります。

ぜひ本記事でご紹介したWebアプリ開発でおさえておくべき言語やWebアプリ開発の手順、Webアプリ開発を勉強する方法などを参考に、Webアプリ開発のスキルを習得してエンジニアへの転職を成功させましょう。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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