プロジェクトマネージャーの仕事例6つ|年収や必要とされる5つのスキル

 
  

プロジェクトマネージャーについて詳しく知ろう!


プロジェクトマネージャーとは、プロジェクト全体の管理を行うマネジメント職です。プロジェクトマネージャーは企画の立案からプロジェクトの進行管理、トラブル時の対応などさまざまな仕事を行うため、求められるスキルも多岐に渡ります。

本記事ではプロジェクトマネージャーについてご紹介しますので、プロジェクトマネージャーを目指している方はぜひ参考にしてみてください。

プロジェクトリーダーとの相違点とは?

プロジェクトマネージャーとよく混同される職種にプロジェクトリーダーがあります。プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体の責任者ですが、プロジェクトリーダーは現場の責任者です。

プロジェクトリーダーは実際のプロジェクトチームのリーダーとしてメンバーをまとめ、チームを牽引する役割をもちます。そのため、日本ではプロジェクトマネージャーの下にプロジェクトリーダーを配置するケースが多いですが、実際には役割が異なります。

プロジェクトマネージャーとは?


将来プロジェクトマネージャーになりたい方や、プロジェクトマネージャーに興味がある方ならば、プロジェクトマネージャーの年収や需要、プロジェクトマネージャーへのキャリアパスなどについても詳しく知りたいという方が多いでしょう。

ここではプロジェクトマネージャーについての詳しい情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

プロジェクトマネージャーの年収

プロジェクトマネージャーの平均年収は610万円です。マネジメント職であるプロジェクトマネージャーは、それだけ責任も重い職業です。そのため、エンジニア職の中でも平均年収は非常に高い傾向にあります。

出典:プロジェクトマネージャーの仕事の年収・時給・給料情報

プロジェクトマネージャーの需要

プロジェクトマネージャーの需要は近年Web業界でも高まってきています。そのため、スキルが高いプロジェクトマネージャーの需要は非常に高く、多くのプロジェクトで求められています。

しかしプロジェクトを成功させるにはそれだけ能力の高いプロジェクトマネージャーが必要となるため、需要が高いプロジェクトマネージャーになるには幅広い知見とスキルが求められます。

プロジェクトマネージャーへのキャリアパス

プロジェクトマネージャーへのキャリアパスにはさまざまな選択肢がありますが、たとえばプログラマーやソフトウェアデベロップメントから目指すパターンがあります。

プログラマーから目指す場合は、SEを経てプロジェクトリーダーになり、プロジェクトマネージャーになるケースが多いでしょう。

また、ソフトウェアデベロップメントから目指す場合は、アプリケーションスペシャリストを経てITスペシャリストになり、プロジェクトマネージャーになるといったルートになるでしょう。

プロジェクトマネージャーの仕事例6つ


プロジェクトマネージャーは顧客からニーズをヒアリングして企画を立案し、プロジェクトチームの編成を行い、プロジェクトの管理を行い、プロジェクト終了後には評価を行うというプロジェクトに関する一連の業務を担います。

ここではプロジェクトマネージャーの仕事例6つをご紹介しますので、具体的にどのような仕事を行っているのか参考にしてみてください。

1:システムの開発計画を策定

プロジェクトマネージャーはクライアントの要望をヒアリングし、システム開発計画の策定を行います。クライアントと協力して企画を検討し、ニーズを満たすためのITシステムの決定を行います。

また、開発計画ではITシステムの仕様を決めるだけでなく、プロジェクトの規模や具体的な予算、スケジュール、必要な人員、工数なども決定していきます。

2:必要な人材を集めプロジェクトチームを編成

開発計画に合わせて必要な人材を集め、プロジェクトチームの編成を行います。そのため、プロジェクトマネージャーは社内での人員調整を行い、必要であれば外部からも人員を集めることになります。

このように、プロジェクトチーム編成のための窓口になるのもプロジェクトマネージャーの仕事です。

3:プロジェクトが計画通りに進行するよう管理

プロジェクトがスタートしたら、プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体の進行管理を行います。チームメンバーとプロジェクトの概要や目的、スケジュールなどを共有し、プロジェクトに変更点が発生した場合にはその都度メンバーに情報を伝える役割を持ちます。

さらに、プロジェクトの進捗状況を管理して、当初の計画通りに進んでいるかどうかも随時チェックを行います。

4:問題発生時に対応

プロジェクトに問題が発生しそうな場合や、問題が発生した場合には速やかに対応を行います。できるだけ実際に問題が発生する前に、有効な改善策や回避策を検討するのもプロジェクトマネージャーの仕事です。

また、現行のスケジュールでの問題解決が難しい場合には、プロジェクトマネージャーはクライアントと交渉を行い、スケジュール調整などを行います。

5:対人関係のサポート

プロジェクトチーム内での対人関係のサポートもプロジェクトマネージャーの仕事です。対人関係はプロジェクトの進捗にも大きな影響を与えることから、チーム内でのトラブルなどが発生した場合にはプロジェクトマネージャーが解消します。

また、前述のようにクライアントと交渉を行ったり、他の部門との調整や情報共有などの窓口になったりするのもプロジェクトマネージャーの仕事です。

6:プロジェクト終了後に改善点や問題点を検証

プロジェクトが終了した後は、振り返りを行ってプロジェクトのレビューを行います。その際には、プロジェクトでの改善点や問題点などの検証も行います。

プロジェクトで見つかった問題点や評価などは、プロジェクトマネージャーが責任を持ってプロジェクト完了報告書としてまとめることになります。プロジェクト完了報告書は社内で共有され、今後のプロジェクトにも活かされることになります。

プロジェクトマネージャーに必要とされる5つのスキル


プロジェクトに対して責任を持つ立場であるプロジェクトマネージャーには、実務的なスキルからヒューマンスキルまで幅広いスキルが求められます。

ここではプロジェクトマネージャーに必要とされる5つのスキルをご紹介しますので、どのようなスキルが必要となるのか参考にしてみてください。

1:マネジメントスキル

プロジェクトマネージャーにはプロジェクト管理のための高いマネジメントスキルが必要になります。プロジェクトの進捗状況を考慮し、適切な人員配置やフローの構築を行うには、プロジェクトマネージャーとしての経験から培ったマネジメントスキルが重要になるでしょう。

2:コミュニケーションスキル

プロジェクトマネージャーには円滑なチーム作りのためのコミュニケーションスキルが必要になります。プロジェクトマネージャーはチーム内での対人関係の調整や他部門との窓口なども担うことから、スムーズに業務を行うための高いコミュニケーションスキルが必須です。

3:リーダーシップ

プロジェクトマネージャーにはプロジェクトを推進するためのリーダーシップが必要になります。チーム全員で力を合わせてプロジェクトを成功させるには、会議やプレゼンなどのさまざまな場面でプロジェクトマネージャーとして高いリーダーシップを発揮できるようにしましょう。

4:システムの構造を理解し適切に構築できるスキル

プロジェクトマネージャーには目的に合わせたシステムを適切に構築できるアーキテクトスキルが必要になります。そのためには、エンジニアとしての経験やスキルも重要になるでしょう。近年の規模が大きく複雑なシステムの構築を行うには、高いアーキテクチャスキルは必須です。

5:顧客とうまく交渉できるスキル

プロジェクトマネージャーには顧客と交渉するための交渉スキルが必要になります。前述のコミュニケーションスキルに近いものがありますが、より高度なコミュニケーション力や話術が求められます。

プロジェクトで問題が発生した場合、スケジュール調整のためのプロジェクトマネージャーの交渉力が非常に重要になるでしょう。

プロジェクトマネージャーにおすすめの資格試験


プロジェクトマネージャーには幅広い知見が求められます。そのため、有効なIT資格を取得することで、プロジェクトマネージャーに必要な知識を身につけるのもおすすめです。

また、資格を取得すれば一定のスキルや知識を持っていることを客観的にも証明できるようになります。ここでは最後にプロジェクトマネージャーにおすすめの資格試験をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

プロジェクトマネージャー試験

「プロジェクトマネージャー試験」は、プロジェクトマネージャーに必要なプロジェクト全体を統括するスキルを認定する資格試験です。情報処理技術者資格の中でも特に難易度の高い高度情報処理技術者試験の一区分で、合格率は15%程度です。

しかしそれだけ価値の高い資格となっており、プロジェクトマネージャー試験に合格することでプロジェクトマネージャーに求められるスキルの土台を築くことができると言えるでしょう。

ITストラテジスト試験

「ITストラテジスト試験」は、経営戦略に基づいた基本戦略策定スキルを認定する資格試験です。プロジェクトマネージャー試験と同様に高度情報処理技術者試験の一区分で、合格率は15%程度です。

ITストラテジスト試験ではプロジェクトを推進する実力も測られることから、資格を取得することでプロジェクトの統括能力を保有していることを証明することができるでしょう。

基本情報技術者試験

「基本情報技術者試験」は、IT人材に必要な基本的な知識を有していることを認定する資格試験です。情報処理技術者試験の1区分で、合格率は25%程度です。

しかし出題範囲は幅広く、コンピュータ科学基礎、コンピュータシステム、システムの開発運用、ネットワークやデータベース、セキュリティから経営についてまで問われます。そのため、プロジェクトマネージャーに限らずエンジニアを目指す方は取得するのがおすすめです。

応用情報技術者試験

「応用情報技術者試験」は、高度IT人材に必要な知識やスキルを認定する資格試験です。情報処理技術者試験の1区分で、合格率は22%程度です。

基本情報処理技術者試験のワンランク上の資格となっており、身につけた知識を実務に活かせるレベルであることを証明することができます。基本情報技術者試験と同様に、エンジニアを目指すのであれば取得しておくと良い資格です。

PMP試験

「PMP試験」は、プロジェクトマネジメントに関するスキルを認定する資格試験です。ここまでご紹介した他の資格は国家資格ですが、PMP試験はアメリカの非営利団体「PMI」が認定する国際資格となります。

プロジェクトマネジメントにおける経験や教育、知識などを測るものとなっているため、取得することで高いプロジェクトマネジメントスキルを有していることを証明できます。

プロジェクトマネージャーを目指すなら様々な知識やスキルも必要


プロジェクトマネージャーにはプロジェクトを成功へ導くための幅広い知識やスキルが求められます。

ぜひこの記事でご紹介したプロジェクトマネージャーの仕事例やプロジェクトマネージャーに必要なスキル、おすすめの資格試験などを参考に、スキルを身につけてプロジェクトマネージャーを目指してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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